日本での組織の硬直化
日本の社会問題として人材派遣が非常に多い。
そして格差が広がっている現状がある。
この状況を生んでいる原因の一つに正規雇用と言われる法律上の制約がある事が挙げられる。
これは高度経済成長の時に上手くいっていたものの、現状に合わなくなっても何時迄も残っている負の遺産とみれそうだ。
今の所思いつきなんだけど、その構造をここに書いてみる。
まず、派遣者を流動層と位置づけ、経営者と正社員を固定層と位置づける。
一部の人がキャリアアップしていく構造
自分の経験上、ある程度の権力を持ち、やりたい放題やっている人がキャリアアップする現状、仕組みが企業に蔓延していると感じる。
固定層と位置づけた管理的責任と権力を持った経営者と正社員は流動層を使い、上手くいった功績を自分の功績にしてキャリアアップを重ね、上手くいかなかった責任は非正規の流動層を切る事により責任逃れをする構造だ。
一番の責任は経営責任者だが、上記構造が成り立ってしまうには経営者にもメリットがあるからで、低コストで成功だけを集める事が出来るからだ。
要するにしわ寄せを大いに食らうのは流動層で、もはや奴隷化していると言っても過言ではないかもしれない。
また、正規雇用で残る人の中には行動に出れば切るに切れない事を見据えて、制度を悪用している人が残りやすいとも考えられる。
良く言えばそれだけ行動力があり、能力があると言えるが。
こういった構造をなくしていくために自分たちが出来る事は、非正規の雇用を軽く見て採用する企業に近づかない事。出来るだけ利用しない事。
小さくても雇用差別が見られない企業で働く事。能力や資本がある人は雇用差別の無い企業を作っていく事。
私達の地味な行動で問題のある企業は現在の東芝の様に消滅していくだろう。
(上記内容は思いつきで十分に検討してません。沢山のコメントで沢山の人が議論してくれたらうれしい)